
写経してみませんか
先日、「ご首題をお願いします」とご夫妻が訪ねてこられました。待ってもらい、立ち話をしました。岡山市内から来られた方でした。ご朱印が日蓮宗のお寺だけでしたが、まだどこのお寺の檀家でもないとのことでした。
さらに話を聞いていると、奥様が法華経の写経をされたとのこと。それも法華経の約7万文字を一年半ほどかけて書かせてもらったとサラッと言われます。びっくりしてしまいました。
法華経の写経といっても一番大事なお経の自我偈の一枚を書かれた方はたくさんおられます。でも、全部を写された方はそんなにおられません。どうしてそのような気持ちになられたのか、どうやって書かれたのか、など聞きたいことはたくさんありましたが、急がれている様子だったのでお見送りしました。ただ、うちのお寺ではこんな行事がありますとお寺のたよりをお渡ししました。
驚くことに、その方がお寺の行事に訪ねてきてくれたのです。またまたびっくりです。行事の後、今度はお茶を飲んでいただきながら話を聞きました。「修行の中には書写もあるとお経にありますね。それで写経をしようと思って…」と言われます。お経にそう書かれているからといってもやってみようと思われる方はまれです。「法華経は美しいお経ですね」とも言われました。お話を聞かせていただき、驚き感心することばかりでした。
その方の話に刺激され、「うちのお寺でも法華経全部の写経、約250枚を檀家さんで手分けして書いていただこう」と話がでました。皆さんに持ち帰っていただき、一枚を数日かけて書いておられます。いつまでかかるか判りませんが少しづつでも頑張ってみようと始めています。
あなたも写経してみませんか。