
要介護認定
老年期になると、長年使用したので、身体の部品にガタが発生してきます。そうなると、介護施設に行って、健康を管理してもらうのがよろしいようです。
そのための面接試験があります。生前の母も、元気ぶって面接を受けていましたが、面接の人も長年の経験から、言ってることとできることの差は、会話の中でお見通しでした。
「なにか体を動かすことをされていますか?」「はい、草を抜いています」
(影の声)「草も花も一緒に抜いていたがな」
「洗濯されますか?」「はい、自分の物はしています」
(影の声)「パンパースを洗って洗濯機の中が一杯になったがな」
無事、母は要介護認定を受けて、介護施設に行き、お泊りもしていました。
世の中には何とかして早く要介護の認定を貰おうとする人がいて、面接官もよくご存知のようです。
「手が上がらないと言われますが、昨日はどうでした?」と質問され「はい、昨日は上がりました」とうっかり、腕を思い切り上げてしまいました。
「目が見えにくくなった」と言う会話の中で「うちの若い者は掃除が嫌いらしく、廊下の端から、玄関周りにゴミが落ち、お客が来られたら恥ずかしくて」とゴミは見えるらしく、他は見えないようです。
補聴器の補助金があると聞き、面接に行きました。面接官との会話は、耳の不自由さでなかなかかみ合いませんでした。面接が終わり退席して、ドアの所まできた後ろ姿に、試験官が普通の声で「凸山さん」と呼びかけました。うっかり「はい」と返事をしてしまいました。
私もいろいろ勉強して、今後の面接に備えたいものです。