
『何もしない』をする
「何もしない」をするってどういうこと? 先日友人から話を聞くまでわかりませんでした。
『くまのプーさん』の話です。
友だちが遊びに来てくれました。
「プー、寝ているのか? 君は今何をしているんだい?」
「僕は、『何もしない』をしているのさ。そっとしておいて…」
くまのプーさんは、「何もしない」ということをしているんだよ、と言います。妙なセリフですが、そうなんだと不思議に納得できました。
私の知人に切迫早産のため安静を言い渡された方がいます。毎日じーっと横になっていないといけません。上の子どもさんが「ママ~」とやってきても、「ママは病気なんだよ。だから何もできなくてごめんね…」と言うしかありません。
すると、その子どもさんが、このプーさんの言葉を言ってくれたと話してくれました。
「何もしないをすれば~」と一言。そのお母さんはハッとしました。なるほど、「何もしないをする」か…。何もしないというと、ぐうたらでマイナスのイメージだけど、何もしないをしている…と思えば多少気分も楽になると。
このお母さんの何もしないは、プーさんのそれとは意味合いが異なるかもしれませんが、今一番必要なことでしょう。
プーさんの、『何もしない』をするということは、子どもさんだけでなく、親の世代の人も必要かもしれません。もっと、お歳を重ねられた方にとっても、大事な考え方でしょう。
日々を悔んだり、反省ばかりよりも、「何もしないをしているよ」と、明るく過ごしていきましょう。