心の散歩道

心の散歩道

2017年

姿勢を正す

久しぶりに新幹線に乗りました。東京駅の待合室でのことです。本を読んでいる人は一人もいません。若い人からおばあちゃんまで、ほとんど全員といっていいくらい、みなさんスマホに集中しています。なんだか不気味です。そういえば、通勤電車内でもスマホを見ている人で一杯ですね。その姿は、百人いれば百人が背中を丸めた、前屈みの姿勢です。

昔と今とを比べれば、そりゃあ今の方が便利で効率的でいいに決まっています。空港や主要駅、高速道路のサービスエリア、デパート、ホテルなどのトイレで昔のようなトイレ臭は皆無と言っていいでしょう。清潔で数も多く便利、明るくなっています。石鹸も設置されているところもあるし、お湯も出るようなところが増えています。日本のトイレは世界一だと思います。

しかし、人の姿勢は昔の方がよかったと思います。姿勢だけは、家でも、学校でも、ひたすら厳しく躾けられたように思います。

「頭をあげろ」「あごを引け」

「背中を丸めるな」「背筋をのばせ」

「ピンと胸を張れ」

「下を向かず、正面を見て歩け」

と、よく注意されました。背中に物差しを入れられたこともあります。

背中を丸めていると、だんだん息が短くなります。短くなると十分に空気を吸うことができません。すると、胎内の酸素が不足して健康によくありません。昔から、息を深くするよう指導されました。つまり、腹式呼吸ですね。まず、お腹にある空気を全部口から絞り出し息を止め、ゆっくり大きく息を肺が破れんばかりに鼻から吸い込み止める。その繰り返しです。初めは苦しいかも知れませんが、お寺の朝のお勤めにお参りして大きな声でお経を唱える、お仏壇で読経する、カラオケで思いっきり声を出し歌うなども効果があります。そして、明るく元気な毎日を過ごしましょう。