
効いたかな?
親蟹と子蟹がいました。子蟹が親の歩いているのを見て、「お父さん、どうして前に歩けないの、横向きに歩くのは、おかしいよ」と言いました。しかし子蟹も親と同じように、横向きに歩いていました。
父親の亡くなった年齢になりました。父親が「ヒザが痛い」と言っていたのを思い出しました。「座ることが多いし、間食して太りすぎだ、運動不足だ」と父親に偉そうに言っていましたが同じようなことになってきました。あのころの発言を反省しています。
法事など一時間ほど正座していると、ヒザが痛くてすぐには立ち上がれません。言い訳に「ヒザがディーゼルエンジンになってしまいました。吹き上げが悪いのですぐ動かないのです」と言ったら「今のディーゼルはいいですよ」と反論されました。
ヒザが痛いという宣伝が効いたのか、湿布薬や塗り薬をいろんな人から、いただきました。すべて私より高齢の方ばかりです。どうも病院からもらった残り物のようです。ある人は「箱一杯あるので、また差し上げますよ」と整理をしたいように言われました。年上の女性が飲み薬のグルコサミンを送ってくださいました。服用したことのある何人かの人に「なかなか効く薬はない」と聞いていたので、すぐに飲む気がしなく放置していたら「飲んだかな、効いたかな?」という電話がありました。好意を無視してはいけないので、効果をあまり期待しないで飲むことにしました。
後日、親切な提供者にお会いしました。「飲んでくれてるそうじゃなあ。私は最初は少し効いた気がしたが、そう長く効くとは思わなんだ。でもあの薬高いんで最後まで飲んでよー」とあまり効かない薬をくださっていました。
「やっぱり親の苦言と、あの薬はおなじだなー」と言うと「何のこと」聞かれるので「最初は効き目があるが、だんだん効かんようになる」と答えました。引き続きヒザは痛いです。