
さわやかな思い出を
オリンピックを2年後に控え、外国の観光客を迎える準備が進められています。久しぶりに東京で集まりがあり新幹線に乗りました。比較的空いていたのですが、新神戸駅から外国の方が大きなトランクを持って乗車されました。静かだった車内が賑やかになりました。英語・中国語・韓国語と思われる言語が飛び交い、どこか外国にでも行ってる感覚になりました。英語さえ解らない私には喧噪としか思えず、そのうちに子守歌にして眠ってしまいました。気が付くと琵琶湖が見え滋賀県に入ったと分かりました。大きな声でしゃべり合う中国人(台湾かも)の姿は車内から居なくなっていました。きっと京都観光に行かれたのでしょう。
先日のニュースで京都嵐山の竹林に外国語を含む落書きがここ数年多くなっている。百本もの落書きが見つかり、注意書きのポスターを掲げても効果が無いと管理者の方が頭を抱えていると、報道していました。映像では、国の名前、住所、氏名等が何か堅いもので彫り込むように書かれていました。
傷ついた竹はそこから腐食が始まり、他の竹にも影響するのだそうです。竹は地下茎で繋がり親族のように株を形成し、沢山の株が集まって竹林を形作っているので、傷ついた仲間からばい菌を取り込むと株が死滅することもあるそうで、早めに伐採をしなければいけないとのことでした。
竹藪の隙間から差し込む木漏れ日、そよ風にそよぐ笹葉のささやき、とても日本的時間と空間を楽しませてくれる竹林なのに。ほんの一部の心ない人の悪戯で京都の美しい景観が壊されていくことに悲しみを感じます。犬や猫が自分のテリトリーを示すために臭い付けをする習性がありますが、人間のモラルとして止めていただきたいです。遠くはるばるおいでになる方々にさわやかな思い出を持って帰って欲しいものです。