
あとがき
日大のアメフト選手の反則行為が世間を騒がせました。こういう事件が起きますと、関係者がどう謝罪をしたかがいつも問われます。いわゆる「危機管理」の面からです。今回の場合、直接の加害者である選手の謝罪会見が大変な高評価を得ました。
この会見が評価されたのは仏教的にも納得いくものです。彼は反則行為を誰の責任にすることなく自らの罪と認め、被害者に心からの謝罪をしました。こういう行為を仏教では「懺悔(さんげ)」といいます。そして懺悔をすればその罪は許されるとも説きます。日蓮聖人は「小さな罪でも悔い改めなければ必ず悪道に堕ちるが、大きな罪を犯した人でも悔い改めればその罪を消すことができる。」と示されます。
誰しも間違いは犯すものです。問題はその後の行い、それによって、悪道に堕ちもすれば罪が消えもします。仏教は厳しくもありやさしくもありなのです。
このような世相の中、「心の散歩道」が少しでもお役に立てればと願いつつ、今年もあなたの手元へお届けします。