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心の散歩道

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2019年

時代を超えて伝えること

今年4月30日に前天皇陛下が退位され、5月1日に新天皇陛下が即位されました。そして、元号が平成から令和へと改元されました。

平成の時代を振り返ってみれば、自然災害の多かったことに驚かされます。平成2年11月の雲仙普賢岳火砕流から始まり、平成7年1月の阪神淡路大震災、平成12年12月の鳥取県西部地震、平成23年3月の東日本大震災、平成26年8月の広島市土砂災害、同年9月の御嶽山噴火、平成28年4月の熊本地震、昨年7月の西日本大豪雨、同年9月の北海道胆振東部地震、等々。

その度ごとに、前天皇皇后両陛下は、被災地の避難所を御慰問なさって、被災者に寄り添い、 跪 き、労いの言葉をかけてくださいました。

そのお姿と同様に、人ごとと思えず、被災地に赴き、がれきの撤去に尽力したり、支援物資を届けたり、街頭に立って義援金の募金活動をされた方々、被災物故者の菩提を弔われたり、被災地の復興を祈られた方々が大勢いらっしゃいます。

だからこそ私たちは、心の絆を強く感じながら辛い時でも頑張っていけるのです。

上皇陛下は退位の時に、最後のお言葉として、国民に感謝のお気持ちを述べられ、「世界が平和で、国民が安寧であることを願います」と周りの人の幸せを祈ってくださいました。

どうか新しい時代、令和が自分以外の周りの人の幸せを願える人で溢れますように。

奇しくも、令和元年岡山市は政令指定都市移行10周年並びに明治22年の市制施行から130周年という記念すべき節目の年を迎えました。時代、地域、周りの人々、全てのご縁が重なって、今があるんだなあと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。形は変わっても、地域の発展と自分以外の周りの人の幸せを祈る気持ちを持ち続けたいと思います。