
日々の積み重ね
青山学院大学(以下青学)の陸上競技部、長距離監督 原晋先生の講演を聴く機会がありました。原監督と言えば、正月の箱根駅伝で何度も優勝されている名監督です。
青学は昨年(2019年)の箱根駅伝で5連覇がかかっていましたが、東海大学が優勝し、惜しくも2位となりました。今年(2020年)の箱根駅伝は復活をかけた大会でしたが見事優勝を成し遂げました。
チームをまとめ、多くの学生の中からわずか10名を選抜し、何度も優勝に導くその極意とはどこにあるのでしょうか。
原監督が低迷していた青学の陸上部の監督に就任したのは、2004年のことです。まず箱根駅伝の優勝という大それた目標を掲げ、10年計画を立てました。
「気合いだ!」「根性だ!」「言ったことに黙って従え!」、「修行僧のように黙々と走れ!」というのは通用しないと、当時の常識を打ち破り、自らが会社勤めをして成功したノウハウを活かしチーム作りを行ってきたそうです。
「まず、ビジョンを持ち、半歩先の目標を積み上げて行く。その結果が今日につながっている」と語り、多くのチームがトップダウンの指導でしたが、監督がいなくても頑張れる組織づくりに力を入れました。
徐々に力をつけてきた青学は2015年、まさに就任から11年目の箱根駅伝で総合優勝を果たし、その後も快進撃を続けていきます。
原監督が学生たちの指導の中で、大切にしていることは「思うこと(ビジョンを持つこと)」と「規則正しい生活をすること」、「早寝早起き」、そして「しっかり食べること」だそうです。
多くの学生が原監督を慕いチームとしてすばらしい結果を残してきました。監督の言葉から、目に見えない日々の積み重ねが、行く行くは大きな結果に繋がることを教わりました。