
リメンバー・ミー
2018年に公開されたディズニーアニメ映画を紹介します。舞台はメキシコのとある田舎町。12歳のミゲルという名の少年が主人公です。彼は突然、死者の国に迷い込んでしまいます。そこでの自分のご先祖や多くの死者との出会いをコミカルに、そして少し悲しく描いた物語です。
メキシコでは祖先の霊を迎えるために「死者の日」という行事が毎年行われます。まるで日本の「お盆」を連想させます。その日が近づくと死者の世界では、国際空港の出国審査場のようなゲートに、生者の国へ行く人たちの長蛇の列ができます。死者の国から生者の国に渡るには、家族がオフレンダと呼ばれる祭壇に写真を飾っていてくれていることが条件です。条件を満たしていない死者はゲートを通ることができません。泣き叫ぶ死者もいますがどうしようもありません。
ミゲルが死者の世界を歩き回っていると、突然ポッと霧のように消えてしまう人に出会います。驚くミゲルに、死者が「最後の死」と呼ばれるものがあることを教えてくれます。それは、地上で誰もその死者のことを覚えている人がいなくなると、死者の国からもその存在が消滅してしまう二度目の死のことでした。あの世にも死があるなんて切なくやりきれない気持ちになりますが、亡くなった人たちに対する愛情を失ってはいけないよというメッセージが素晴らしい映像で描かれます。もちろん映画はもっと深く複雑にストーリーが展開していきます。
題名「リメンバー・ミー」とは、私のこと忘れないで、私のこと覚えている? という意味です。
まもなくお盆を迎えます。お位牌をきれいにして亡き人をお迎えする準備を怠りなく。