心の散歩道

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2021年

永遠の「今」

先日、なんとなくテレビを見ていた時のことです。もう百歳になられるおばあさんがインタビューに答えていました。

「どうしてそんなにお元気なんですか?」

「私はね、70歳のころに気功を教えていただき、続けているの。80歳過ぎた頃、孫がスペインに留学したいと言ったのを聞いて、私もスペイン語を習うことにしたの。難しいけど楽しいわ。90歳を越えてもできるだけ歩くことにしているの…。」

と元気に話されます。すごいスーパーおばあちゃんだと思いながら見ていました。

「何か色紙に書いていただけませんか」とのお願いに、おばあさんはさっと書かれました。

『今を楽しく』

そして、「この今は、永遠の今です」と、さらっと言われました。百歳のおばあさんのこの言葉にびっくりしてしまいました。

今日もありがたい一日、この今は、続いている時間、永遠に続いていると捉えています…というお気持ちだったのでしょう。

「永遠の今」を、鎌倉時代の日蓮さまは佐渡に流されていた時に書かれた書に「今、本時の娑婆世界…」と言われています。お釈迦さまが説かれた法華経を、二千年後の今、私は受け持っています。この「今」はつながり、続いている永遠の「今」…といわれます。

仏教詩人の相田みつをさんは「いま、ここ」と言われました。相田さんも、いま永遠の今をここにありがたく生きていると。

百歳のおばあさんの「永遠の今」を聞き、改めて今をありがたく、手をあわせて生きていかねばならないと思ったことです。