
人の言うことを聞け
小学校3年生になる孫のちいちゃんが突然大きな声を出して言いました。
「とうさん、人の言うことを聞け!」
何があったのかびっくりしました。詳細はわかりませんが、どうもとうさんがおならをしたようです。何度も注意されてるのにまた今日もと。なさけない話ですが、微笑ましいことです。
でも、この孫の言葉を聞いて、私もドキッとしました。私は人の言うことをちゃんと聞いているのか?講演会の話もしっかり聞いているのか?思い当たることがいっぱいあります。
お経に「聞法」という言葉があります。法を聞く、つまりお釈迦さまの言葉を聞くということです。お経はお釈迦さまの教えを漢字に翻訳されたものです。二千年の時が過ぎても、今生きている私たちに向けての言葉を示されています。
「私は常にあなたのそばにいますよ。あなたに常に教えを説いているのです」
お釈迦さまは常に私たちのことを案じてくれています。私たちがアンテナを立てて、その言葉を聞こうとしているかどうかです。
檀家のMさん、お母さんが認知症になり困っていました。
「何を言ってもわからず腹が立つことばかり。でも、ある日どこからか声が聞こえたような時がありました。
『お題目を唱えて…』ハッとしました。それ以来、母にきつい言葉をかけることをやめました」
Mさん、よくお寺に来てくれていますが、すごいことです。真剣に生活をしていると、教えを聞かせてもらえることがあるのですね。
お経を読み、本を読み、見えないところからの声にも耳を傾けましょう。