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心の散歩道

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2024年

偉いってどういうこと?

夕方のRSKラジオを聞いていると、番組の中で哲学対話というコーナーが始まりました。視聴者(リスナー)の投稿でテーマが決まり、話題が進められました。投稿者は小学生の息子を持つ母親でした。ある日学校から息子が帰ってきて、担任の先生は教務主任をしていて、学校では校長先生、教頭先生の次に三番目に偉いんだよと誇らしげに話してくれました。このことで疑問に思うのですが、偉いってことに上下の順番があるのでしょうか?何かモヤモヤしています。結局「偉い」とはどういうことでしょうか?という問いかけでした。

MC、アシスタント、哲学者の方がそれぞれの考えを述べられました。大まかにまとめると「社会的評価、地位の高い人、困難なことを成し遂げた人、自分のできないことができる人、ソクラテスやエジソンのように歴史的な偉人」などでした。確かにどれにも頷けます。

小さいころ学校の先生や親から、偉い人になりなさいと言われたことがありました。偉人物語をシリーズで読んで、自分は科学者になりたいと言っていました。本堂や客殿の廊下の拭き掃除を任されて、一人でやり遂げたときによくやったなあ、偉いなあと褒められたことも思い出しました。

番組の後半では、リスナーさんからの意見が紹介されました。頑張ってる姿。政治家・大臣。相手がどんな人であっても対応を変えないこと。当たり前のことでも持続している。間違いを間違いと主張できること、等々でした。ここでMCさんから役職など立場上権限が大きいことと真に偉いこととは違うのではないかという指摘がありました。真に偉い人は立場に関係なく、行動・精神がすぐれています。

お坊さんの世界には僧階という階級があり、僧階に合わせて衣や袈裟の色が変わります。階級を上げても、感謝と謙虚な心で精進したいと思います。