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今月の聖語

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総じて因果をしらぬ者を邪見と申すなり

 『顕謗法鈔』/
弘長2年(1262)  聖寿41歳

 =鳥瞰=

「袖すり合うも多生の縁。つまずく石も縁の端」とよく言います。しかし、出会いは日々の生活ではむしろ「偶然」と考えがちになっていませんか。ここにさまざまな過ちと後悔を生む要因があるように思えます。
ところで「鳥瞰」という言葉があります。字の如く鳥になったつもりで高い所から全体を見渡すという意味です。心の高度を上げることでそれまで見えなかった結びつきの糸が見えてくるかも知れません。その時「偶然」ではなくすべて「必然」の出会いであったと理解できることでしょう。
日々の信仰は私たちに鳥瞰の目を養ってくれるはずです。

日蓮聖人ご遺文

 『顕謗法鈔』

本鈔は日蓮聖人が伊豆流罪中に書かれたお手紙です。
大恩ある本仏お釈迦さまの心に背くことを「謗法」と呼び、その行為を強く戒めておられます。そしてそれは自らを地獄に堕とすことに他ならないとして、堕ち行く先の地獄の様子を詳細に説かれています。
殊に因果の法に疎いことが堕地獄の大きな要因になるのです。
弘長2年(1262)  聖寿41歳