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四恩をしって知恩報恩をほうずべし

『開目抄』/
文永9年(1272) 聖寿51歳

 =新年を迎えて=

「借りた傘、雨が上がれば邪魔になり」。
耳に痛い言葉ですね。私たちは受けた恩を往々に忘れがちです。
これは凡夫の性かもしれません。しかし、それが人間関係のトラブルの原因になっていることも否定できないでしょう。だからこそ次の句を心に刻む努力が必要ではないでしょうか。
「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」。
今年の座右に置こうではありませんか。

日蓮聖人ご遺文

『開目抄』

聖人の文書で最重要なのが『立正安国論』『開目抄』『観心本尊抄』です。これを「三大部」ともいいます。ここに最重要教義が吐露されているのです。
「末法」という、生きる指針が喪失されている現代、私たちを覚醒させる祈りが本抄には込められています。
「四恩」とは、①命を与えてくれた親、先祖の恩。②師として教導してくれた人々の恩。③国土環境の恩。④すべての源であるご本仏の恩。 これを常に我が心魂に留めて生きていくことが説かれています。

文永9年(1272)
聖寿51歳