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今月の聖語

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滅するは生ぜんが為下るは登らんが為

『御輿振御書』/
文永6年(1269) 聖寿48歳

ープラス思考ー

昔ある村に「三年峠」と呼ばれ恐れられた峠がありました。そこで転んだら3年しか生きられないというので、みんな注意して歩きました。ところがある男が転んでしまったのです。「俺はもう3年しか生きられない」と嘆き悲しみました。そこへ別の男が現れ「もう一度峠へ行って、今度は10遍でも20遍でも転べばいい」と言いました。「逆に考えれば1遍転べば3年は確実に生きられるということ。それなら転ぶほどその分長生きできるぞ」。
物事は受け取り方次第です。ピンチの裏には同じ量のチャンスが用意されているものです…。

日蓮聖人ご遺文

『御輿振御書』

本書の題「御輿振」とは、寺社の僧徒や神人が朝廷や幕府に対して仏力・神威をかざして訴えを主張することです。かつてはそういったことが度々行われていました。
日蓮聖人は伝教大師最澄の「末法の時代に近づくとき、法華一乗の教えが弘まる」との言葉を引き出され、逆に正法興隆の契機になると述べられています。

文永6年(1269)
聖寿48歳