
交通事故
お母さんが、授業が終わった高校生の娘さんを、学校に軽自動車で迎えに行きました。女子高校生は車の後部座席に座ると、すぐに携帯電話でメールを始めました。
少し急いでいたので、高速道路を利用することにしました。追い越し車線ではなく、走行車線を時速80キロから90キロぐらいで、走っていました。
突然、後ろからすごい衝撃を受けました。乗用車が追突してきたのです。車は突き飛ばされハンドル操作もままならず、二度ほど側壁にぶつかり、一回転して止まりました。
後ろに座っていた女子高校生は、シートベルトをしていなかったので、助手席に飛び込みました。
無我夢中で、二人は動かなくなった車から脱出しました。
携帯を握りしめている娘と、怪我の確認をしました。手も足も動いているようですし、出血している様子もありません。
ぶつけてきた車の運転手は、路上に座り込んで、放心状態です。救急車が来て、加害者の男のほうを乗せていきました。
高速警察隊が、お母さんに事故の状況を聞きながら、現場検証をしました。
「車は大破していますから、全壊でしょう。よくこれだけの事故で怪我もしないで、不思議ですね。見てごらんなさいトランクに積んであった、こうもり傘がシートを突き抜けていますよ。後ろに座っていたら、串刺しですよ」と、警察官は言いました。
シートベルトをして、後部座席に座っていたら、身体に突き刺さっていたでしょう。ルールを守らなかったのが幸いしたのですが、普通ならこのようにはいかないでしょう。
いつも熱心に信仰されている、この家族の祖父から電話を頂きました。
「ものすごい『おかげ』を頂きました。仏さま神さまは信仰を見ておられるのですね」と、興奮されていました。