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介護疲れで自分を見失いそうです
母の介護をしながらフルタイム勤務しています。イライラして母にきつく当たってしまい、自己嫌悪に陥る日々です。どうすればもっと穏やかに向き合えるのでしょうか。

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日々の介護・お仕事、お疲れ様です。お仕事と介護の両立で、心に余裕のない毎日を送っていること、心中お察し致します。本当に頭が下がる思いです。
仏教において大きな苦しみの1つに「老い」があります。いつまでも若く元気でありたいと誰しもが思いますが、時間と共に体は老いていきます。特に相談者さんは元気な時のお母さまのお姿を知っていらっしゃると思いますから、介護が必要な現実を見るとより苦しさが増すかもしれませんね。こればっかりは致し方ない自然の摂理があります。
日蓮聖人曰く、人として生きる中で、御恩に報いなければならない存在の1つに「両親」が上げられております。「今、生きている自分は父・母の魂の結晶であり、母の胎内に宿り、母はお腹を痛めながら生んでくれた。生まれてからも乳を飲み、父母の膝で遊んで大きくなった、そんな心血を注いで育ててくれた両親に対しては、何よりもまずこの御恩に報いなければならない」とおっしゃっているのです。
相談者さんはお忙しい中で、お母様の介護をされている状況を考えてみると、穏やかに向き合えない状況にあるかもしれません。しかし、お母さまの介護は何よりの親孝行です。誰でも出来る事ではありません。もちろん心身共に、無理はしてはいけませんが、与えられた御報恩の修行と考え、心を修めて頂けると幸いです。
出典:「上野殿御消息」
